外部の作業がおおむね終わると、内部の施工を行っていきます。
建て替え前のお宅は、立派な建具が多かったU様邸。
3か所ですが、建具を組み込むことにしました。そのうちの2か所をご紹介いたします。
①ウォークインクローゼットの(反対側は廊下に当たる)壁にガラス戸を入れました。
解体前のお家に残されたこのガラス戸は、今では見られない丁寧な細工が施されていてデザインがすてきでした。このように新築の家になじみながらも、家を守ってきた年月を感じさせ、何とも言えない佇まいを感じさせます。昔ながらの鍵もアクセントとして残しました。この鍵は、木製引き戸用の「ネジ締り錠」と言います。最近では、見かけなくなってきたこともあり、知らない人も多くなっているみたいです。私は子供のころ、建付けにくせがあるところに付いていたこの鍵を廻すのに、とても苦労した思い出があります。今の鍵は便利ですが、昔を思い出しちょっと懐かしくなりました。
➁こちらは「源氏襖(げんじふすま)」と言います。
襖に明かり取り用の障子をはめ込んだものです。木が均一に裁断され丁寧な仕上げがわかります。
玄関側の壁(反対側はトイレ)明り取りの障子として設置いたしました。
アンティーク建具を購入して、新築に取り入れる方もおられるようです。
昔からのものを受け継いで、未来に職人技を引き継いでいくということは、とても魅力がありますね。
弊社では、古い家を建て替えでお考えのお客様に、古い建具を新築で生かす工夫をご提案させていただいております。
ぜひ、ご参考になさってください。
職人技できれいに貼られたクロス
職人技で、隅々まできれいに貼られたクロスに感動しました。必ずお客様も喜んでもらえる、気持ちのいい仕上がりです。